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2012 06,18 03:19 |
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――――― 「父上さまのこと、ですか……?」 不思議そうに首をかしげる妹。 「……私は小さかったから、ほとんど覚えていないのです。私の記憶にあるのは、優しい声と、よく頭を撫でてもらった……それくらいで。顔もおぼろげにしか覚えておりません。それに……父上さまのことならば、兄弟のなかで、お兄さまが一番覚えてらっしゃるばすでしょう?」 「それはそうだが」 声も、顔も、お話された内容も、少なくとも兄弟の中では一番記憶しているのだろう。 「いかんせん子供だった。覚えていることにも限界がある」 それは妹への答えのようで、ある種自分への諦めのようなもの。 記憶は風化する。時がたてば尚更に。そして幼い頃の記憶を失うことは、自分にとって父との思い出を失うに等しいことだ。 人づたいに聞く父の姿は、そのほとんどがいわゆる「素晴らしい人」であった。 ただそれはどちらかといえば父の公の姿であって、父親としての、私としての姿ではないと感じていた。 母に聞いてみれば、少しはわかるだろうか。聞けば答えてくれるだろうか、父としての父上はどのような人だったのかを。 「では…母上に聞いてくる」 「私も一緒に行ってもよろしいですか?母上さまのお話、私も聞きたいです」 では早速参りましょう、と手を引く妹を軽くたしなめつつも、彼はどこか楽しげであった。 ――――― …父の日(と言い張る)。 これ、よんだだけでどこの兄妹さらに父母かわかったらすごいと思います。 なんかこうもっと父上コンプレックスにくるしむ周循書きたかったのに、全然ちがう方向にいったー(´Д`) 公私の別とか、オフィシャルすごい人なのに私もすごいんだけど時々(主に嫁のことになると)ぬけてるとか…その、なんていうか思い出に語り継がれる父とそうじゃない父上のギャップみたいなことしたかったけど出来なかった… 娘出てきたのは 趣 味 です。 あ、母のとこ行っても聞かされるのただのノロケだとおm… ちなみに母こと小橋さんが夫のことを子供の前でほとんど話さないのは、父にとらわれてほしくないからです。ただでさえ周囲からプレッシャー掛けられてるのに、その上母親もかけるのかと、と思いまして。 でもコンプレックス持ちです。 父上にコンプレックスを持つ子のイメージは、やっぱり彼が一番かなーとか。変に責任感が強い優等生(早死)です(-_-;) というわけでちょっと書いてみたけど、この兄妹は「もし周瑜と小喬が兄妹なら?」ってイメージになってる気がしなくもないな今回…あと次男出せなくてごめんね(--;) あんまりかんがえなかったけどいいやー PR |
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