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2011 10,30 10:18 |
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…蔵からだしてみた、落書きシリーズ。
これ、つづきがあるんですが(公瑾と小橋さんの会話とか)、うまいこと書けなかったというか、数年前に書くだけ書いてネガティブエンドレスループしていたのをここまでちょっと書き直してみた(深夜テンション)。 また暇があれば後半を書こうかなとか。 あ、そうだひとつ宣伝。呂布子ちゃんに呉陣営が6巻から出てきたんですが、伯符さんかっこええです。公瑾さんどSですがかっこええです。権ちゃんかわええです。是非是非読んでください(´ω`) ちなみに最新刊のあとがき1コマに萌えた自分がいる。ねえ様の妄想が完璧すぎるw あこがれ。
先程までその一言が一番しっくりくるような光景を小橋は眺めていた。 いや、眺めるではなく眺めざるをえなくなった、というのが正しいか。 彼女が先程まで眺めていたのは江東の名華と讃えられる美しい姉と小覇王の異名を持つその夫。 姉上と私が二人でいたところに、義兄上さまが姉上を誘いに来て。 きっと私は二人の邪魔になってしまうだろうから、いってらっしゃいと姉上の背中を押した、のだわ。 その時の様子を思い出して彼女は苦笑する。 どうしてこうにも自分と姉とは違うのだろうか、と。 姉の姿は世の、そして自分にとっても理想というべきものであった。 たおやかな美女と颯爽たる若き武人――それはまるで……一枚の美しい絵のような光景。 あのような姿を見たときに璋は姉は自分とは違うのだということを改めて実感させられる。 釣り合いが取れているというのは、本当に羨ましいこと。 自分はといえばあの方についていくのがやっとだというのに。 二人で並んでも姉夫婦のようにはなるまい。 ……どちらかといえば。 「夫婦というよりも兄妹、だもの」 夫婦になる以前から、何度も兄妹のようだという言葉を聞いたことがある。 その時は、その言葉がくすぐったくもあったがそれ以上に嬉しかった。憧れの人の傍にいられることがただ嬉しかった。 でも今は違うのだ。あの人は夫で私は妻。甘えてばかりではいられない。支えなくてはならない。 もしかすると、釣り合わなくとも良いのかもしれない。そして多分あの人もそんなことは思ってないだろう。でもそれは自分が許せない。追い付くことの出来ない自分が悔しい。 そして心理的に釣り合うことが万が一出来たとしても。 「……問題は、心持ちだけではどうにもならないということかしら……」 ため息をつきながら彼女は自らの身体を見回した。 年相応かそれ以上に幼い容姿。こればかりは自分自身でどうすることも出来ない。 ただでさえ年が離れているのに年齢以上に落ち着いた雰囲気の夫、更に二つ上の姉が大人びた容姿であるから、並ぶと彼女の幼さが際立つことになる。 「可愛い、ではなくて綺麗、とか美しい、と、か……やっぱり、無理かしら……」 二年後姉のように大人びた容姿には全くなれる気がしない。そもそも姉が自分と同じ年の頃には、やはりもっと大人びていたはず。 せめて見た目くらいは、あの人に釣り合う姿になりたいのに。 普通にかくと(書いてた)ネガティブエンドレスループなので、ちょっとかきたしました。心理的なことばっかりだとどうもそうなるみたいです。 年を経ると絶世の美女になると願ってやまないわ… PR |
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