月の雫が映る空
管理人の風露が日々のことをのんびりまったりと綴るブログです。
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風露
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女性
職業:
世にいう学生さん
趣味:
読書とお散歩など
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ものを書くくらいしか表現の手段がないのに、文章を書くのが最近輪をかけて苦手で、致命傷になりつつあります(-_-;)そして日常日記ではなく「(歴史創作関連で)思いついたことをひたすら書き殴るブログ」に変化しつつある今日この頃…
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2012
07,01
04:34
さみしくなくなるのは
CATEGORY[創作関連]
夜中にばっかり書くから、変なテンションが残るんだ、きっと。
―――――
かすかな鳴き声を聞いたようなきがして、小橋は竹簡からふと顔を上げて庭を見渡した。
鳴き声の主は見当たらず、気のせいかしらと読書を再開しようとすると、今度は先ほどよりもはっきりとした鳴き声が聞こえてきた。
(猫だわ……どこにいるのかしら)
室を出て庭の方へと向かうと、果たして柱の陰に猫はいた。
白い毛並みの猫は、警戒するわけでもなくこちらを見つめている。
「私には見えないところにいたのね」
小橋が猫の前でしゃがみこんで話しかけても、逃げようとはしない。
どうやら人慣れしているらしい。
「ここでは猫は飼っていなかったはずだから…どこからきたの?」
手を差し出すと近寄ってきて、じゃれてついてきた。普通の猫に比べて少し長めの毛並みが心地よい。
かわいい猫に甘えられて悪い気はしないため小橋もされるがままになっている。
「外から…だろうけれど少し遠いわね。私はこの屋敷にいてまだ迷うのに、お前ちゃんと外に出れるの?」
ここは小橋の実家ではなく、姉の嫁ぎ先であるが、屋敷が広くてこちらに来てから半月もしない彼女は、まだ完全には把握出来ていなかった。
そしてここはその中でもずいぶんと奥にある部屋である。もときたところへ無事に戻れるのであろうか。
「大丈夫?家に帰れるの?」
くすくすと笑いながら頭を撫でる小橋に、猫は甘えるような声でないてこたえる。
「あら、大丈夫なの?」
家がわからないならここにいてもいいのに、と少しさみしそうに呟いた。
姉の嫁ぎ先であるこの屋敷では、彼女は部外者ではないものの、少しばかりの居心地の悪さも感じていた。
皆は優しく接してはくれるが、やはり申し訳なさを先に感じてしまう。
そして唯一気の置けない姉は姉で、妻としての務めをはたそうと努力していて、それを邪魔することはしない。
だが、そうなれば今日のように一人で過ごすことも少なくはなかった。
「お前がいてくれたらいいのに。そうすればずっと遊んであげるのに」
本当にかまってほしいのは自分なのだけれども。
「でも帰る場所があるなら帰らないとだめよね……ああそうだ」
もしこの屋敷で迷ったら困るから、と小橋は髪の飾り紐を解いて猫の首に結んだ。
この色の紐で髪をまとめているのは、屋敷の者であれば何度も目にしているであろう。
仮に猫が迷ったとしても、こうすれば誰かが自分の元に届けてくれるのではないだろうか。
「また戻ってきたら、今度は義兄上さまにお願いして外に出したげる……あら、もうこんな時間。これから姉上のところに行くの。機会があったらまた会いましょうね」
そういって立ち上がり室に急いで戻っていく小橋を猫は不思議そうに見ていた。
……………
「公瑾」
ちょっと不機嫌そうな主の声に振り返ると、彼は手に我が家の猫を抱えている。
「おや、また来たのですねこの子」
「また、じゃなくて何とかしろよこれ」
これで何回目だよ…とため息をつく孫策に10回くらいでしょうか、とあくまで冷静に答えてみる。
「第一、お前猫そこまで好きじゃないだろ」
「いただいたのですよ、子敬どのから。真っ白で毛並みがよい賢い猫だから是非にって」
「たしかにそうだけど」
「大人しいし手がかからないから楽ですよ。それに実際問題かわいい生き物だと思いますよ」
「だからってこの屋敷に来るのもなー、俺は別に構わないけど、猫が嫌いな奴もいるだろうし。皆が皆が好意的ではないだろうし」
「私があまり屋敷にいないから淋しいんでしょうかね…」
「屋敷にいても淋しくないように妻をめとればいいとおもうんだが」
「最近そればかりですね。大橋どのがいらっしゃるまで、周囲に散々同じこと言われて嫌になってたの、誰でしたっけ?」
「でもほらやっぱり妻がいるといい…」
「それもう聞き飽きた」
「はいはい、悪かった悪かった」
そう言いながら猫をこちらに寄越した。その猫の首には飾り紐。
「この飾り紐は……?」
「猫を預かった時にはついてた。お前じゃないの?」
「私ではないです……これは、記憶が正しければ小橋どののでは」
「小橋どのの…?」
「ほら、見覚えありませんか?髪の飾り紐」
「言われてみればたしかに…」
よく覚えてんなあそんなこと、と半ば呆れたように彼は言うが、それは単に覚える気がないだけではないだろうか。この屋敷でこういった飾り紐を使うのは彼女だけだ。
……………
「では、少し出かけてきますので」
「どこに?」
「これをお返ししに」
そういった公瑾の手には小橋どのの飾り紐(暫定)。とはいえ、こいつが言うんだから間違いないのだろうけれど。
「そか、いってこい」
「では」
そういって室を出ていく公瑾を見送って、後に残されたのは俺と猫。
「それにしても小橋どののところにねえ…」
部屋の隅でくるりとまるまった猫を横目に俺は一人呟いた。
「公瑾が小橋どのを妻にしたら、お前もさびしくなくなるのにな」
―――――
「さみしくなくなるのはいつ」
みたいな。
いや猫書きたかっただけです。
猫と周小書きたかったのに周瑜書きにくくて(いつも通り)、小橋だけになり、周瑜書きにくくて(大事なことなので)伯符さまとーじょー、という分かりやすい構成です。
周小的には周瑜が淡く一目惚れしてて惹かれてて、小橋さんは憧れの人というそんな感じの。伯符さまはそんな周瑜の気持ちには気がついている…みたいな。周瑜があんまり自覚してないよ!鈍くはないからもう少ししたら気がつくけど。
白いふわっふわの猫が周家にいることになったけど、気まぐれさんだけど空気読むからブレイカーにはならない、多分。
小橋さんの微妙な位置は書いてて楽しい…
最近深夜テンションでこうやって文章書くのが楽しくある。けど色々文章崩壊ぎみで精進せねばと思う(-_-;)
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